グースバンプス(Goosebumps)
グースバンプス
Goosebumps
2015 アメリカ
ディラン・ミネット
未体験ゾーンの映画たち2017
ディラン・ミネットをスクリーンで観るチャンスと思って、観に行った。
あらすじを全く知らずに行って、ジャック・ブラックも出てると知って驚いた。
冒頭から車に乗ってるディランのアップでテンションあがる。かっこいい。
おばさんにもらった変な帽子が似合ってしまうかわいいディラン。(役名もディラン)
あと隣の家のハンナが、ミラ・クニスに似てて可愛かったな。
転校して、なんだかノリが子供っぽい高校で、バカっぽいチャンプと仲良くなる。
このチャンプが、うざい奴になりそうでひやひやしたけど絶妙なラインでボケ続けてくれて、とても良かった。
ハンナのお父さん(ジャック・ブラック)はちょっとファンタジーな感じだったけど、話が進むにつれて普通の人に思えてくるから大丈夫。ジャック・ブラック感をうまーく消しててくれたおかげで、安っぽいコメディにならずに済んだと思う。
良かったポイントだけ書いていくと、
まず本を開けちゃう流れ。
わざとらしすぎず、自然な流れかつ時間もかからず展開が進んで、本のインクが浮き出て集まってっていうCGもよかった。
からの雪男はかなり面白かったなぁ。
本にまた閉じ込めるというやっつけ方もいい。
絶体絶命と思ったらジャック・ブラック登場!
あと個人的に一番怖いと思ったのはノーム人形たち。不死身だし、数たくさんいるし、武器怖すぎだし、カチャカチャ音も恐ろしい。
ノーム人形たちとの戦いでジャック・ブラックが縛られてオーブンに入れられそうになるけど、ガリバーのパロディだよね。
最凶のキャラクター、操り人形のやつ。
チャッキーっぽくてまさにホラー。
この映画で一番笑ったのは、町の人たちが凍らされて、チャンプがお父さんに駆け寄るシーン。お父さんじゃなかったってやつ。
一緒に観たお姉ちゃんも笑ってた。
巨大カマキリは無理だわ。
昔からカマキリって私の中では恐怖の象徴だから、巨大なやつが向かってくるとか恐怖でしかない。
あとスーパーマーケットにいた狼?や、スライムみたいなやつは怖くてハラハラ感たっぷりだったんだけど、唯一謎だったのが犬。
浮いてたのと、歯剥き出しにして威嚇したところは怖かったけど全体的にどういう生き物なのか分からなかったし、おばさんとその犬の死闘が観れなかったのが残念でならない。
原作読んでみたいと思った。特に犬は。
アホ警官もアホ加減が丁度良くて、くどすぎないキャラで良かったんだけど割と序盤で凍ったからよかったのかも。
ダンスパーティに乱入して、皆に説明するくだりもくどくなくて良かった。
ああいうシーンは難しいと思うけど、じれったさもカマキリのおかげで吹っ飛ぶから。
あとチャンプが狼退治したところは熱かった!
好きな子を守るために頑張った。よかったね。
設定が面白くてディランの見所全然書けてないけど、ずっとスクリーンに出っぱなしだし、ハンナといい感じになるし、逃げ惑ったり叫んだりと大健闘してました。
本当かっこよかった。
最初はディラン主役だけどジャック・ブラックに全部持っていかれるんじゃないかって心配してたんだよね。でもジャック・ブラックが思った以上に脇に徹してくれて、コメディ感を抑えてくれたからディラン主役で輝けてて安心した。これからもどんどん色んな映画に出てほしいな。
ディランだけじゃなく、登場人物皆がそれぞれ個性的で、楽しんで観れた。
あと後ろの席の人が、おそらくジャック・ブラックのファンなんだと思うけど、すっごく笑って楽しんでたから、ジャック・ブラック好きな人も楽しめる映画だったんだと思う。