映画コアラ

ネタバレしてます。

デッドプール (Deadpool)

デッドプール
Deadpool
2016 アメリカ



観てきた。IMAXで。

開始5秒でもう笑わせてきた。容赦ないパロディの数々。
グロいと聞いてたから、この1週間キックアスの動画観て慣らしておいたからか、そこまでグロい描写はないと思った。指定いらないんじゃない?って思った。

ライアン・レイノルズ、すごく喋るのが上手くて、聞き取りやすかった。
やっぱりジョークばっかりだから、字幕では限界があるけど、ライアンの滑らかでハッキリとした喋りのお陰でかなり聞き取ることができた。

ストーリーが始まる前からライアンの世界一セクシーな表紙の雑誌や不機嫌なティーンで笑わされて、終始このテンションなのかと思ったら、肝心のストーリー部分は意外にもシリアスで悲しいものだった。

きれいなエキゾチック美女!
この人ヒロインなの?最高じゃんってテンション上がった。
過激な純愛シーンも不快感はなかった。
むしろ二人のやりとりが可愛くて憧れた。
でも二人の不幸な過去なんかも垣間見え、悲しさは漂う。

怪しいスーツの男はサム・ニールに似てて憎めなかった。ひどいことに加担してるけど。どこか憎めない演技って難しそう~。

スーツ男の名刺を頼りに、治療を受けに行くウェイド。治療の説明とか全くなかったよね?怪しいよ~。
拘束されて治療を受けるところは拷問だった。彼にとっても、観客にとっても。ここは指定いるかもって思った。観てて辛くなったから。
酸素量を減らすマシンは、エージェントオブシールドの記憶マシンとフィッツの低酸素症を思い出させる。あんなの鬼畜の極みじゃん。フランシス頭いかれてる。感情がないってだけでは思い付かないよね。

筋肉女(美人)から盗ったマッチでどうするんだろうって思ったら大爆発!賢いしめちゃくちゃ。そのあと炎に囲まれた息を呑むアクションシーン。あそこで一度負けてるんだね、ウェイド。

そしてよく生きてたね、ウェイド。

こういう暗い事実を、独特なユーモアの合間に 過去の回想として挟むことで、シリアスとおふざけの区別がはっきりして、両方のパートを思い切り楽しめた。

どうやらX‐MENの二人が出てくるけど、コミックも読んだことないし、X‐MENもちゃんと観たとは言えないから、初めは誰だ?って感じだった。でも細かい説明は必要なかったね。すぐになんとなくキャラの立ち位置が分かって、さらに笑えた。

この映画で一番笑ったのがここのシーン。マカヴォイ?スチュアート?ってところ。マカヴォイ好きだから。マカヴォイー!
X‐MENの学校が写った時はなかなか興奮した。

予算とか...言っちゃダメ!いや言ってくれていい!
普通だと自制心が働いて言わないようなことをバンバン口に出すデッドプールは、観てて清々しい。気持ちいい。

女性を撃つと差別になる?それとも撃たないのが差別?ってところとか。
そういうの難しいんだよね。
まあ、結局撃つけど。

あとなんか強そうなババア!
かっこよすぎる。サングラスが違う意味に見えるもん。殺し屋的な。
盲目のお婆さんとウェイドの絆みたいなものも、面白くてほっこりした。 
絶対あのお婆さん強いよね。
続編で大暴れしてほしい。出るか分からないけど!

で、色々あって、フランシスがエキゾチック美女を拐っちゃうんだよね。
拐った時、たまたま仕事中だったから、以降ずっとセクシーな格好で死にかけたり反撃したりするエキゾチック美女。笑えた。

決闘は面白くて迫力もあって、緊迫感では全裸の炎の決闘の方が勝るけど、でも最後に相応しい見ごたえのあるアクションだった。

筋肉女(美人)も健闘したし、ポロリもあったし?
クールな名前の子も名前に負けじと戦ってたね。
最後に建物が崩れた時、鋼鉄男って二人とも救ってなかった?筋肉女(美人)どこいったんだろう。心入れ替えて仲間になってくれたらいいのにな~。

まあ本当に、最後の最後の最後まで、しっかり笑わせてきたなって感じ。最高!